研究紹介ショート動画(7分) |
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柏谷研究室は2018年4月に国立研究開発法人 産業技術総合研究所より異動してきた比較的新しい研究室です。 特に本年度(2022年)から研究室体制が刷新されたのでホームページも今後徐々に充実させていきます 柏谷研究室では物質の『表面』や2つの物質の『界面』に着目して、今までにない新しい物質機能の創生や、超伝導や未発見粒子を調べる新たな手法の開発などに挑戦しています。 特に『トポロジカル物質』と呼ばれる今までの常識では考えられない特性を多く発現する注目物質や、『非従来型超伝導』という普通の超伝導よりさらに"異常な"特徴をもつ超伝導体に注目しています。そのような『普通でない能力』をもった物質のおかげで日頃我々の快適な生活はなりたっています。つまり新たな「普通でない能力」をもった物質には世の中を変える力があると信じています!柏谷研究室では実際にデバイスにして社会への実装を目指した研究も行っています。 興味を持っていただけたらいつでも各教員にお気軽にご連絡ください! |
学生の今しかできない体験としてみんなで「物理」を楽しみましょう! その物理を解き明かす過程では様々な学びがあります。うまくいかないときにどう考えるか、思ってもいなかった測定結果をどう解釈するのか、見たい物理を見れるようにするためにはどうするか。さらには、自分の発見を「人に伝える」ときにはどうしたら伝わるのか。多くの学びを学生でいるうちにぜひ味わって、それを糧に社会でも活躍できる人材に育ってほしいと思います。卒業してから振り返ったときに「大学にいってよかった」と思える学生生活を送ってほしいです。
柏谷研究室での研究に必要な知識やスキルの多くは学部の授業でも扱っていないものがあります。そこで柏谷研のに入ったあと特に4月から夏ころまでは集中的に「物性物理」「無機化学」「電気電子回路」「半導体論」「制御工学」「トポロジカル物質」「超伝導」などの内容を広くおしえる座学をおこなっています。学部レベルの知識を研究の最前線まで推しあげられるようにします。その座学の中では研究生活に必要な「論文の探し方」から「論文の読み方」、「発表の仕方」、「図の作り方」、「プログラミング」、「研究を取り巻く社会環境について」など卒業後も役に立つようなスキルを身に着けられるようにします。学生の都合に合わせて時間を調整したりオンラインでの開催もしています。「みんなスタートはゼロから」なのでこれまでの学部の勉強が苦手でも、研究では大きな成果をだしたり学会で発表して賞を受賞したりといったことが可能で実際にそのような学生もいます。
柏谷研究室では研究室配属直後におおよそ全員が共通で身に着けてほしいスキルを覚えるための実験研修として短期の実験テーマを約1か月間かけて行っています。そこで授業の実験との違いや単に「知っている知識」を「使える知識」へと昇華させていくことを目標にしています。その体験を踏まえてから、各々の興味や得意不得意にあわせた研究テーマを選んでもらうようにしています。したがって柏谷研究室ではテーマは一人ひとりが異なる研究テーマが割り当てられます。そのなかで類似のテーマをもつ先輩たちと組んで「教えあう」ことで知識やスキルの定着を図り、先輩も人に「教える」経験を踏むことで知識・スキルの深化、そして人に「伝える」ことの大切さを学んでほしいと思っています。 研修後から夏の大学院試までの期間は院試に向けた勉強の復習などもしています。研究を少しでも経験してからだと授業で学んだ内容も一変して見えることも多いです。大学院入試が終わってからは本格的に各々のペースに合わせた研究のスタートです。 学生ならではの経験として部活動やサークル活動、バイトなどでの社会経験も非常に大切だと考えています。そのため柏谷研究室ではコアタイムは設けておらず、各々の生活に合わせて研究を進めてもらってます。授業の前やサークル後はもちろん、バイトが終わってからふっらと様子見で立ち寄る人もいます。実験内容によっては数日間の待ち時間が生じるようなことも多いため、各々のスケジュールから逆算して作業を進めれば効率よく研究を進められ、各々の無理のないペースで研究を進めるように指導しています。 研究を進めていくと、新たに「こういう実験をしてみたい」や「この理論についてよく知っている人の話を聞きたい」、「自分の結果をもとにしてデバイス化・製品化してみたい」と思うことがあります。柏谷研究室ではそのようなことを実現するための共同研究も積極的に進めており、学内外の研究機関や企業とも連携して研究開発も進めております。特に超伝導やトポロジカルの理論として「田仲・川口研究室」、優れた微細加工技術やシミュレーション技術を持つ「産業技術総合研究所」、種々のトポロジカル物質開発をしている「東京工業大学の笹川研究室」などとの共同研究が長く続けられています。学生が望めば企業の研究の一端も垣間見ることができ、自身の研究で特許をとることもできるかもしれません。 |
以下のいずれかに該当すれば、本研究室での受け入れが可能です。
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